親の古い写真はどうする?古い写真の保管方法3選

古い写真 保管方法(思い出の残し方)

「実家を整理していたら大量の写真が見つかった」

「古いアルバムを整理したいけど、どうすればいいか分からない」

古い写真の整理でお困りの方もいるでしょう。

写真にも寿命があり、そのままの状態で保管すると色褪せなど劣化が進みます

写真をデータ化することで物理的な場所を取らず、綺麗な状態で保管も可能です。

今回は、古い写真の保管方法や不要になったアルバムや写真の処分方法についてご紹介します。

目次

古い写真の保管方法3選

古い写真の保管方法は、写真のままで保存するかデータ化するかの2つです。

ここでは、古い写真の保管方法を3つご紹介します。

①新しいアルバムに整理する

新しいアルバムを作り、整理する方法があります。

綺麗に保存するためには、台紙とフィルムの間に挟むタイプのアルバムがおすすめです。

写真が空気に触れず、酸化による劣化を抑制できます。

アルバム台紙はできるだけ薄く、場所を取らないものを選びましょう。

②写真をスキャンでデータ化する

写真をスキャナーなどで取り込み、データ化する方法もあります。

スキャナー機能がついた家庭用プリンターをお持ちの場合は、自分でデータ化が可能です。

また、スマートフォンのアプリを使えば、スキャナーなしでデータ化もできます。

▼フォトスキャン

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写真のデータ化は、保存場所を取らず、家族や親族と共有ができるなどのメリットもあります。

写真の劣化から守れるので、綺麗な状態で保管が可能です。

ただし、保存したい写真が大量にある場合や状態の悪い写真をデータ化したい場合は、業者に依頼しましょう。

③収納ボックスにまとめて冷暗所で保管する

そのままの状態で保管するなら、収納ボックスなどにまとめて冷暗所で保管しましょう。

高温多湿の環境では写真の劣化を招き、状態が悪化します。

風通しの良い場所で乾燥剤などを入れて湿気を防ぎましょう

トランクルームなど空調が調整された場所であれば、綺麗な状態で保管が可能です。

写真の寿命は50年ほど

実は、写真にも寿命があります。

写真の劣化は保管方法によっても大きく差がありますが、寿命の目安は下記の通りです。

モノクロ写真:約50年
インクジェット印刷:約40~50年
銀塩写真:約80~100年

フジフォトアルバム「銀塩写真とは?現像の仕組みとインクジェットとの違いを解説」

上記はあくまで目安であり、直射日光の元で保管した場合、1年ほどで褪色し、劣化が早まるでしょう。

一度褪色した写真は元の色味に戻すことはできないため、劣化した写真はデータ化されるのがおすすめです。

不要になったアルバムや写真の処分方法

写真を整理して不要になったアルバムや写真の処分方法について、次の3つの方法をご紹介します。

①可燃ごみとして処分する

写真やアルバムは「可燃ごみ」として処分が可能です。

そのまま処分することに抵抗がある場合は、シュレッダーで細かく裁断したり、家庭用のハサミで細かく切り刻んだりする方法もあります。

また、不要な写真が大量にある場合は、漂白剤に漬けて白くする方法もあります。

漂白剤によってインクが溶けて写真が白飛びし、写っていたものが分からない状態になります。

大量の写真を処分したい場合はおすすめです。

②お焚き上げを依頼する

神社やお寺にお焚き上げを依頼する方法もあります。

お焚き上げとは、今までの感謝を込めて供養・焼却する儀式のことです。

お焚き上げを行っているお寺や神社によっては、不要になった写真を郵送できるところもあります。

お焚き上げの費用は、依頼するお寺や神社によって異なるため、事前に確認されることをおすすめします。

費用は「古い写真の処分にかかる費用」でご紹介しています。

③業者に処分を依頼する

遺品整理専門業者などの業者に処分を依頼する方法もあります。

一度にまとめて処分ができるので、大量の写真やアルバムを処分したいときにおすすめです。

遺品整理業者の中には、オプションで写真の供養などを行っているところもあるので、供養を希望される方は相談してみましょう。

溶解処理サービスは不向き

古い写真を処分する方法として、溶解処理サービスもありますが、古い写真は不向きです。

溶解処理とは、紙を水の中に入れて、機械の攪拌力を利用して繊維になるまでバラバラにほぐす方法です。

機密文書の処理などに用いられる方法ですが、リサイクルができる紙類のみが対象になります。

写真の中でも家庭用プリンターで出力されたものはリサイクル対象ですが、昔の現像された写真などはインクに特殊な加工が施されているため、溶解処理には不向きなのです。

古い写真の処分にかかる費用

ここでは、古い写真やアルバムを処分する際にかかる費用の目安をご紹介します。

処分方法費用の目安
自治体のゴミ回収を利用基本的に無料(指定ゴミ袋代が必要な場合あり)
ゴミ処理場への持ち込み10kgあたり数十円〜数百円(市町村によって異なる)
お焚き上げの依頼数千円〜数万円ほどのお布施がかかるケースあり(郵送の場合は配送料など)
遺品整理・不要品回収業者に依頼トラック1台分数万円ほど(回収する荷物の量によって変動)

費用をかけずに古い写真を処分するなら、自治体のゴミ回収を利用する方法がおすすめです。

しかし、ご自身で処分する際は、重たいアルバムをゴミ捨て場まで搬出するなどの労力もかかります。

また、古い写真以外にも処分したい不要品がある場合は、遺品整理専門業者や不要品回収業者に依頼するのがおすすめです。

不要品の搬出や箱詰めなどの作業も全てお任せできるので、ご自身で行う手間と労力が軽減されます。

写真の整理は元気なうちに進めよう

今回は、古い写真の保管方法や不要になったアルバムや写真の処分方法についてご紹介しました。

古い写真を綺麗なままで保管したい場合は、新しいアルバムに整理したり、データ化したりする方法があります。

写真にも寿命があるため、綺麗な状態残したい場合は、早い段階で整理を進めておきましょう

また、不要な写真やアルバムを処分する場合は、基本的には可燃ごみとして処分が可能です。

写真やアルバムがたくさんある場合は、遺品整理専門業者や不要品回収業者への依頼も検討しましょう。

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この記事を書いた人

終活図書館編集部/思い出コンサルタント®︎
関西を中心に生前・遺品整理事業サービスを提供する株式会社カラーリスタを中心に、終活や保険のプロがさまざまな情報を発信しています。
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