遺影写真のサイズを自宅用スキャナーで小さくする方法

遺影 小さく 自分で

「実家に飾ってある祭壇サイズの遺影写真を小さくしたい」

「自宅で簡単に遺影写真を卓上サイズに変更したい」

自分で現像された遺影写真のサイズを変更する場合は、自宅用スキャナーを使った方法があります。

自宅用スキャナーやパソコンなど必要な機材が揃っている場合は、自宅でも簡単にサイズ変更が可能です。

この記事で使用したのはエプソンのEW-M752TBです。

自宅用の複合機でスキャンし、画像の補正はAdobe Photoshopで行い、プリントはカメラのキタムラで実施しました。

今回は、すでに額に入れて飾っている現像された遺影写真のサイズを自宅用スキャナーで小さくする方法と、その際に気をつけるべきポイントについて詳しく解説します。

目次

サイズ変更を行う前に準備するもの

遺影写真のサイズを変更する前に、下記の機材を準備してください。

  • エプソン EW-M752TB: 自宅用のフラットベッドスキャナー
  • パソコン: スキャナーと連携して写真を編集するため
  • Adobe Photoshop: フォト編集ソフトウェア
  • プリンターと写真用紙: 高品質な印刷をするために必要(今回はカメラのキタムラでプリント)

自宅用スキャナーの中には、スマートフォンアプリと連携して写真データの取り込みができるものもあります。

ご自宅の機材と環境に合わせてご準備ください。

今回は、古い写真で画像の補正が必要だったため、フォト編集アプリを使用しました。

現像された遺影写真のサイズを変更する方法

今回はこちらの遺影写真のサイズを変更していきます。

①写真のスキャン

写真を額から取り出す

写真が傷つかないように丁寧に取り出します。

手袋を使用すると指紋が付くのを防げます。

今回の遺影写真は、状態が悪く、裏面のコルクがボロボロになっていました。

スキャナーの準備

今回は、プリンターと一体型になった複合機であるエプソンのEW-M752TBを使用しました。

スマートフォンアプリから取り込みができるので、今回はスマートフォンと連携し、データを取り込みを行っています。

  • スキャナーをパソコンまたはスマートフォンに接続します。
  • スキャナーのガラス面を清掃し、写真をまっすぐに配置します。

写真のスキャン

高解像度(300dpi以上)でスキャンします。

スキャナーの設定で「カラー」モードを選択し、最高品質の設定にします。

※白黒写真だったので、白黒を選択すると取り込みに失敗しました。
必ずカラーを選択して取り込みを行ってください。

②フォト編集ソフトの使い方

スマートフォンやパソコンに取り込んだデータを補正していきます。

Adobe Photoshopを使ったサイズ変更の手順

  1. 写真の読み込み: スキャンした写真をPhotoshopに読み込みます。
  2. 画像の補正:必要があれば、明るさなどの補正を行います。
  3. 画像サイズの変更: メニューから「イメージ」>「画像サイズ」を選び、希望のサイズを入力します。
  4. トリミングのコツ: 顔が中央にくるようにトリミングします。余白を適度に残してバランスの良い構図にします。

今回は、写真に汚れやホコリ、経年劣化などが目立ったので、補正を実施しました。

③プリント準備と設定

自宅用プリンターでも写真印刷は可能ですが、今回はカメラのキタムラに行ってプリントアウトしました。

カメラのキタムラでのプリント

  • 写真のデータをUSBメモリやSDカードに保存してカメラのキタムラに持参します。
  • 店舗でプリントサイズや用紙の種類を選び、高品質に印刷してもらいます。

落ち着いたテイストに仕上げたかったので、ツヤなしのマットを選択しました。

写真サイズは2Lに設置して印刷をお願いしました。

遺影写真のサイズ変更のポイント

遺影写真のサイズを変更するためには、データの解像度やトリミングなどに注意が必要です。

ここでは、遺影写真のサイズ変更のポイントについてご紹介します。

綺麗に仕上げるポイント

スキャン実施時は解像度を高く保ちながらデータを取り込むことが必要です。

解像度が低い状態でデータ化すると、プリントした写真が粗くなったり、画質が悪くなり、仕上がりの状態に影響します。

また、取り込んだ写真の色合いなどを補正することで、元の写真に近い自然な見た目を保持できます。

フォトショップなどの写真編集アプリで補正を行いましょう。

トリミング時の注意点

取り込んだ写真データをトリミングする場合は、顔が中央に来るように調整しましょう。

また、顔の周りには適度な余白を保つことで、バランスの良い構図になり、見栄えも良くなります。

遺影写真のサイズ変更で起こるトラブル

ここでは、遺影写真のサイズ変更を行う上で起こるトラブルと解決策についてご紹介します。

写真がぼやける場合

スキャンで取り込んだ画像がぼやける場合、解像度の見直しを実施しましょう。

設定を見直し、最低でも300dpi、可能であれば600dpiでスキャンします。

また、プリンターの設定を確認し、最高品質で印刷を実施しましょう。

色合いが異なる場合

取り込んだ画像と実物の写真の色合いが異なる場合は、カラーマッチングを設定し、プリントとモニターの色を一致させます。

Photoshopのカラーマッチング機能を活用しましょう。

遺影写真の保存と管理

ここでは、データ化した遺影写真の保存と管理についてご紹介します。

デジタルデータのバックアップ方法

デジタル化した遺影写真は、自分のパソコンやスマートフォンの端末に保存する方法以外に、クラウドストレージの利用や外付けハードディスク、USBメモリの使用などがあります。

  • クラウドストレージの利用: Google DriveやDropboxなどのクラウドサービスを利用してバックアップします。デジタルデータを安全に保管できます。
  • 外付けハードディスクやUSBメモリの使用: 物理的なバックアップも行います。複数の場所に保存することでリスクを分散します。

プリントした写真の保存方法

プリントした写真は写真立てに入れて、適切な保管環境で保管しましょう。

日光に当たると写真の劣化が早まってしまいます。

  • アルバムやフレームでの保管: 直射日光や湿気を避け、適切な環境で保存します。防湿庫やアルバムを活用しましょう。
  • 適切な保管環境: 温度や湿度を一定に保ち、写真の劣化を防ぎます。適切な収納場所を選び、長期間保存します。

遺影写真のサイズ変更は自分でも簡単にできる

すでに額に入れて飾っている現像された遺影写真のサイズを自宅用スキャナーで小さくする方法と、その際に気をつけるべきポイントについて詳しく解説しました。

自宅用スキャナーやパソコン、スマートフォンなどの環境があれば、自分で簡単にサイズ変更ができます

ただし、写真の補正や加工が必要な場合は、プロに依頼することをおすすめします。

遺影写真のサイズを変更したいとお考えの方は、今回紹介した方法をぜひお試しください。

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この記事を書いた人

終活図書館編集部/思い出コンサルタント®︎
関西を中心に生前・遺品整理事業サービスを提供する株式会社カラーリスタを中心に、終活や保険のプロがさまざまな情報を発信しています。
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