布団の寿命は3年と言われ、綺麗な状態でも買取は難しいでしょう。
使用年数とともに布団の厚みが減り、ダニの影響で布団の素材が傷むためです。
布団の処分には粗大ゴミ回収などがありますが、回収が可能なサイズが決まっていたり、規定サイズに裁断する手間がかかったり、運搬するには体力が必要となります。
また、回収日が指定であったり、時間が決まっていたりするため、遺品整理を早く進めたい方には不向きな方法です。
今回は布団の買取が難しいと言われる理由や遺品整理で布団を処分する際のポイントをご紹介します。
綺麗な布団の処分に困っている方や遺品整理で布団の処分を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
布団は綺麗でも買取は難しい
布団は買取が難しい物品の1つです。
長年使用した布団は綺麗に使用していても使用済みのものはであれば買取はできません。
また、未使用の綺麗な布団も、長年押入れなどで保管しているとダニが増えます。
目に見えない汚れが付着していたり、高温多湿な日本の気候の影響で湿気を含んでいたりなども考えられるでしょう。
布団の寿命は3年と言われている
布団の寿命は、主に以下の年数です。
- 敷布団 3年
- 掛け布団 5年
- 羽毛布団 5~10年
布団は3年使用すると、徐々にシミや色落ちなどの使用感が出てきます。
布団に使用される素材は、主に綿やポリエステル、羊毛などです。
上記の素材は使用年数とともに厚みが減っていきます。
また、睡眠中の汗や摩擦も布団の素材を傷める原因です。
羽毛布団は、綿やポリエステルなどの布団よりも使用できる期間が長いと言われています。
しかし、徐々に厚みの減った布団は温かさも減るでしょう。
ダニや汗、湿気などを考慮したうえで「布団の寿命は3年」とし、長年放置しているのであれば処分を検討しましょう。
自分で布団を処分する方法
自分で布団を処分する方法は、主に以下のとおりです。
- 燃えるゴミに出す
- 自治体の粗大ゴミ回収を利用する
- 布団販売店の下取りや引き取りを利用する
- フリマアプリで売る
それぞれのポイントを詳しくご紹介します。
燃えるゴミに出す
コストを抑えて処分したいときにおすすめの方法です。
各地域によってルールが異なるため、事前に回収方法を調べる必要があります。
ゴミ袋などのサイズに指定がある場合は、ハサミなどで小さく切らなくてはなりません。
布団の裁断するには時間や労力がかかり、ゴミが散乱すれば掃除も必要でしょう。
回収日に合わせて処分しなくてはならず、遺品整理などで急いでいる方には不向きな方法です。
自治体の粗大ゴミ回収を依頼する
自治体では布団を粗大ゴミとして扱い、持ち込みや回収依頼を受け付けています。
自治体を利用した回収では、運搬前の事前予約や回収券が必要です。
回収券の金額や必要な枚数は各自治体で異なるため、事前に問い合わせをして確認をしましょう。
また、各自治体ごとのルールに従ってゴミをまとめなくてはいけません。
持ち込みの際は運搬時間の確保や労力も必要です。さらに、回収日や回収方法を調べる手間なども考えられます。
布団販売店の下取りや引き取りを利用する
一部の布団販売店では、不要になった布団の下取りや引取りが可能です。
ただし、新規の布団の購入が必要などのケースがあります。
その他の布団販売店を利用する際の注意点は、以下のとおりです。
- 一部処分ができない物品がある(ウレタン使用のものやベッドマットレスなど)
- オンラインショップでは下取りや引き取りができない場合がある
- 引き取り前に布団の梱包や業者への収集依頼が必要な場合がある
それぞれの店舗により回収条件は異なるため、事前に問い合わせをし確認をしましょう。
古い布団を引き取ってもらえるのは処分に時間をかけなくて済むためうれしいポイントです。
しかし、布団の新規購入が必要な布団販売店の利用は、遺品整理を進めたい方にとっては不向きな方法でしょう。
フリマアプリで売る
新品未使用の布団を売りたい場合は、メルカリなどのフリマアプリを使用する方法があります。
出品する際は、事前に商品の写真を撮り、売りたい商品の詳細を確認し説明文を考えましょう。
フリマアプリを使用する処分方法は、買い手がいないとなかなか売れず、出品条件により売却までに時間がかかるのがデメリットです。
また、布団は重たく大きさもあるため、送料が高くつくなどが予想されます。
売るまでの手間や収益を考えると、遺品整理にはあまりおすすめできません。
布団の処分は遺品整理業者の利用がおすすめ!理由3つ
布団の処分をスムーズに進めたい方や布団を早く手放したい方は、遺品整理業者を利用しましょう。
布団の処分に遺品整理業者の利用がおすすめな理由は、主に以下の3つです。
- 重たい布団の運搬を任せられる
- 対応が早い
- 布団以外の荷物もまとめて回収してもらえる
それぞれの特徴を詳しく解説します。
重たい布団の運搬を任せられる
布団は1枚でも重たく大きさがあるのが特徴です。
そのため、1人で運搬するにはたくさんの労力が必要でしょう。
遺品整理業者は運搬に慣れており、複数人で対応してくれるためスムーズな布団の回収が可能です。
布団を複数枚まとめて処分したい場合も、一度に運び出してもらえるため部屋がすぐに片付きます。
対応が早い
自治体の回収やクリーンセンターに持ち込みなどを利用する場合は、指定日が決まっていたり、予約が必要になったりするケースも少なくありません。
退去日が決まっており、すぐに処分したい場合は、遺品整理業者の利用がおすすめです。
見積もり依頼の連絡から、早ければ数日以内に作業をしてもらえることもあります。
事前に仕分けなどの作業も不要なので、手間をかけずに早く処分したい場合は、遺品整理業者を利用しましょう。
布団以外の荷物もまとめて回収してもらえる
物品ごとに処分を検討する際は、処分方法を調べるための時間の確保が必要です。
また、処分に手間がかかり作業がスムーズに進まないなどが考えられるでしょう。
さらに、複数の業者を利用すると処分費用や運搬費用などがかさみ、多くの出費が発生します。
そこでおすすめなのが、遺品整理業者を利用した処分方法です。
遺品整理業者は布団だけでなく、さまざまな遺品も同時に回収できるのがポイント。
それぞれの物品の処分方法を調べる手間が省け、複数業者に依頼するよりもコストを抑えられるでしょう。
作業がスムーズに進むため、結果的に見て1人で遺品整理をするよりも早く作業が終わります。
遺品整理に関するさまざまなアドバイスも聞けるため、精神的負担を軽減できるのもうれしいですね。
日中は忙しく遺品整理に時間を割けない方などは、遺品整理業者を利用して布団の処分をしましょう。
布団の寿命を考慮した処分方法で遺品整理を進めよう
布団の寿命は3年と言われ、綺麗な状態でも買取は難しいと考えられています。
使用年数とともに厚みが減り、ダニの影響で布団の素材が傷むためです。
布団の処分には粗大ゴミ回収などがありますが、規定サイズに裁断する手間がかかり、運搬するには体力が必要となります。
また、回収日や時間に拘束されるなどし、遺品整理を早く進めたい方には不向きな方法です。
使用の経過とともに寿命を迎えた布団は、そのままの状態で回収可能な遺品整理業者を利用するなどし、作業をスムーズに進めましょう。
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