洗濯機の処分方法は家電リサイクル法で定められているため、粗大ごみとして処分することができません。
なお、処分の際には、リサイクル料金が必要になります。
本記事では、洗濯機を安く処分するための方法と、費用と手間を最小限に抑えるコツを詳しく解説します。
家電リサイクル法とは
家電リサイクル法とは、特定の家電製品を適切にリサイクルするための法律です。
家電リサイクル法に該当する「家電4品目」は以下のとおりです。
- エアコン
- テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
上記に該当する家電は、処分の際には所有者が収集・運搬料金とリサイクル料金を支払う義務があります。
リサイクル料金は全国一律ではなく、メーカーや自治体によって異なります。
家電リサイクル法に該当する家電を処分するときは、通常リサイクル料金+収集・運搬料金がかかります。
洗濯機の処分方法6選
洗濯機の処分方法は主に6種類あります。
処分方法によって費用なども異なるため、合わせて見ていきましょう。
①買い替え店で処分
新しい洗濯機を購入する際、販売店で古い洗濯機を回収してくれるところもあります。
多くの家電量販店では、古い洗濯機の引き取りサービスを提供しており、新しい洗濯機の配送と同時に古い洗濯機を処分してくれます。
処分にはリサイクル料金と運搬費が発生するため、回収を依頼する販売店に確認してください。
リサイクル料金(および運搬費)
②購入店で処分
古い洗濯機を購入した店で処分することも可能です。
購入店では、家電リサイクル法に基づき、古い家電の引き取りを行っています。
リサイクル料金と運搬費用は回収を依頼する購入店に確認してください。
リサイクル料金+運搬費(持ち込みの場合はリサイクル料金のみ)
③指定取引場所に持ち込む
家電リサイクル法に基づく指定取引場所に、自分で洗濯機を持ち込むことができます。
指定取引場所は、自治体のウェブサイトやリサイクル券の販売店で確認できます。
指定取引場所に持ち込む場合は、リサイクル券の購入費用だけで済むため、費用を最小限に抑えることができます。
リサイクル料金
④リサイクルショップで買取してもらう
製造年数が5年以内のもので状態の良い洗濯機はリサイクルショップで買取してもらうことができます。
特に比較的新しいモデルや高性能な洗濯機は、高値で買い取られることが多いです。
出張見積もりなどを利用すれば運搬の手間などもかかりません。
買取査定は無料で行われることが多く、買取が成立した場合は費用はプラスになります。
⑤フリマアプリで販売
フリマアプリを利用して、個人間で洗濯機を売買することができます。
商品の写真を撮影し、詳細な説明を記載して出品します。
発送する場合は宅配便が利用できますが、梱包に必要な資材などを揃える手間がかかります。
また、ジモティーなどを利用すれば、引き取りに来てもらえるケースも多く、運搬のコストが抑えられるでしょう。
⑥業者に依頼する
生前整理や遺品整理の場合は、整理業者を利用して洗濯機を含む不要品を一括で回収してもらう方法もあります。
買取を行っている業者であれば、買取査定も利用できるでしょう。
製造年数が短く、状態の良いものであれば、買取してもらえる場合もあります。
引越しや退去などの期日が決まっており、すぐに処分したい場合には便利です。
リサイクル料金+収集・運搬費用
洗濯機を適切に処分するために
今回は、洗濯機の処分方法についてご紹介しました。
洗濯機は家電リサイクル法に該当し、処分にはリサイクル料金がかかります。
また、それぞれの処分方法にはメリットとデメリットがありますが、費用と手間を最小限に抑えるためには、自分に最適な方法を選ぶことが大切です。
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